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2024.01.22【お役立ちコラム】 音楽で実現する健康寿命延伸~いきいきと暮すために~(後編)

コラム

2024年1月から2回にわたってコラムを担当して下さるのは、エルパの生演奏をご利用をいただいている港区立介護予防総合センター ラクっちゃの栃堀賀江氏です。

【お役立ちコラム】音楽で実現する健康寿命延伸~いきいきと暮すために~(前編)

将来にわたり健康な生活が送れるよう準備をする場所として、音楽イベントを含めた様々な取組を実施されています。
音楽コンサートにご参加いただいたお客様の反応やお声も交えて、音楽の効果をお話いただいています。

後編も是非ご一読ください。

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港区立介護予防総合センター ラクっちゃの栃堀と申します。
当センターは区民が健康にいつまでも自分らしくいきいきと暮らせることを目指した、介護予防を専門に行う区立施設です。

「介護予防」とは「要介護状態の発生をできる限り防ぐ(遅らせる)こと、そして要介護状態にあってもその悪化をできる限り防ぐこと、さらには軽減を目指すこと(※)」と定義されています。     (※厚生労働省HPより引用)

主に、
運動をして機能低下を防ぐ、
低栄養を防ぐ、
お口の健康を維持する、
社会とのつながりを維持する(社会参加)、
認知機能低下予防や尿失禁予防に取り組む
等があり、“楽しく” “続ける”ことで効果が期待できます。

音楽は、楽しく続けられるコンテンツのひとつです。
歌うことで「口腔機能の維持向上」にも繋がり、のびのび歌うことで運動の効果も得られることから、ラクっちゃでも音楽イベントは積極的に取り入れています。

昨年の夏には、エルパさんにご協力いただき、「みんなで踊ろう!沖縄三線コンサート」を開催しました。
三線とギターに加えて、琉球舞踊家さんに出演をお願いし、“聴いて楽しい” “見て楽しい”コンサートとなりました。

最後は沖縄の伝統的な手踊りのカチャーシーで、参加者も一緒に踊って盛り上がりました。
このようにエルパさんは介護予防の目的を理解してコーディネーションしてくださるので、とてもありがたいです。

三線コンサート

12月には、クリスマスジャズコンサートをお願いしました。
60歳以上の区民を対象にしたイベントでしたので、今回は“大人っぽく”をテーマにボーカル、ギター、ベース、ドラムの4人編成で大人ムードのクリスマスを届けていただきました。

一緒に歌うコーナーでは、「上を向いて歩こう」を全員で合唱。
お一人暮らしの方も多いので「みんなとクリスマス気分を楽しめてよかった」という声が聞けて、うれしかったです。

ボーカルの方の声に感銘され、「どこで歌っているの?また聴きに行きたい」という方もいらっしゃいました。
自ら行動し、活動的な日常を送ること、これこそが介護予防に繋がるのです。

ジャズコンサート

これからも、エルパさんのご協力を得ながら、
音楽を通してひとりでも多くの方に介護予防の楽しさや大切さを伝えていきたいと思います。

三線コンサート集合写真

港区立介護予防総合センター ラクっちゃ
副センター長
介護予防主任運動指導員
コミュニティーワーカー
栃堀 賀江
https://www.central.co.jp/plaza/rakuccha/

スタッフ