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2021.04.21コーディネーター日記 (MESPO 生水 靖香)

コーディネーターブログ

皆様はじめまして。
MESPOメンバーとして新しく入りました生水 靖香(しょうず やすか)です。
「生水」と書いて「しょうず」と読む、変わった苗字です。

初めましてですので自己紹介をさせていただきます。

三重県出身で自然豊かな場所で育ちました。
夏は川辺や高原に涼みに、冬は雪で遊ぶ(三重県のなかでも寒い地域なのです)という幼少期を過ごし、5歳でピアノを習い始めました。

最初に習った先生の勧めもあり音大を目指すようになりました。
また、先生がウィーン国立音大出身で海外にも演奏活動をされていたりと常に海外と関わりをもつ方でしたので気が付けば私は留学をしてみたいという夢を抱くようになりました。

大阪音楽大学に入学した後、師事した先生も留学経験者だった為、たくさんの話を聴かせていただき留学への夢は募る一方でした。
そして4年生になった頃、留学したい国を決めました。
そこがドイツでした。

ドイツに行きたいきっかけはやはりベートーヴェンやブラームスの音楽が大好きだったのもありますが、幼少期に習った先生が話すドイツ語がカッコ良く、憧れを抱いた、というのもあります(笑)

そして同じ大学出身で当時実際にドイツのハンブルクに留学していた先輩に連絡をとり、色々と話を聞かせていただいたうえでハンブルクに留学することを決めました。


(ハンブルク市庁舎。ハンブルクの象徴であり何度見ても美しい建物です)

ハンブルクではピアノの奏法やドイツ音楽以外にも、ドイツの風景やドイツ人がどんな人たちなのか色々と学ぶことが出来ました。
また、もっともドイツに居て衝撃的だったのが「Ich bin Pianistin/Pianist.(私はピアニストです)」と自分の専門分野を胸張って言える、そしてちゃんと相応の対価をいただけるという職業・音楽家が確立された世間の認識の違いでした。

日本ではどうしても音楽家は「お金持ちの趣味の延長」ととらえられている為に音楽家が不利益を被る場面が多い為、ドイツでの演奏活動は非常にやりやすく、また生きやすい環境でした。

そして約5年の留学を経て帰国し、縁あって新天地の東京でピアノ講師としてエルパにお世話になっていたのですが、

音楽家としてもっと活躍していくにはどうすれば良いのか…
留学していたドイツのように日本も音楽家の職業の地位が高まらないだろうか…

と考えていたところにMESPOと出会い、メンバーとして働かせていただくことになりました。

まだまだ勉強する事がたくさんありますが、音楽家の皆様が自分の専門分野を活かし、そして活躍できる未来のために精一杯支援させていただきます。

それではまた次の機会に!