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2020.09.30【お役立ちコラム】才能は家庭で育つ「非認知能力を育てるために大切にしたい3つのこと」

コラム

こんにちは。育児インストラクター 徳増 和佳奈です。
ヨガインストラクターとして産後の骨盤調整ヨガ&ベビーマッサージのレッスンをしている中でママ達から育児について相談を多々受けます。
それに対して経験ではなく専門的な視点でアドバイスがしたい、と思い育児インストラクターのライセンスを取りました。

育児の真只中にいるとあっと言う間に時間が過ぎていきます。
「これでいいのか?」と自問自答を繰り返しているパパ・ママに少しでも育児を楽しんで貰えたらいいなと1回目は「即実践の五感育児」をお届けしました。

2回目は「非認知能力を育てるために大切にしたい3つのこと」をお送りします。

子どもの心の一番の栄養は大人の笑顔!

先ずは「非認知能力」とはからですね。
ご存知の方も多いと思いますが、「なぜ非認知能力を育てることがいいのか」をご紹介します。

「認知能力」とは数値で表せる、数字で比較できる能力。
例えば、IQや学力テストなど。

「非認知能力」は感情や心の働きなど幸せな強い心の土台となるような能力。
例えば、自尊心や自己肯定感などの「自分に関わる力」や思いやりや共感力など「人と関わる力」

「非認知能力」を身につけると中高年者になった際にも、より高い幸福感が感じられることが近年の研究で明らかになってきています。

「幸せ」も人それぞれなので数値化できないものです。
それと共に数値化できない「非認知能力」は生きる為に必要な力として注目されています。

Happiness

「非認知能力」の代表的な3つが
「最後までやり抜く力」(失敗は成功の基、前向きに挑戦する思考)
「コミュニケーション力」(協調性、社交性、そして思いやり)
「感情のコントロール力」(ストレス発散、アンガーマネジメント)
です。

これ、仕事をしていると耳タコで聞く必要な要素ですよね。
私達大人も欲しい!「非認知能力を育てるために大切にしたい3つのこと」をご紹介いします。

即実践!
1、沢山微笑みかけるアイコンタクト

兎に角、笑顔が一番です。

「おはよう」と微笑む。「いってらっしゃい」と微笑む。
「おかえり」と微笑む。「おやすみ」と微笑む。

これだけでも子供の心は安定・安心し、強い心を育みます。

しかめっ面の上司(部下・友人・親戚)より微笑みのある上司(部下・友人・親戚)の方が安心しますよね。それと同じでビジュアルは大事。

どんなに疲れていても「おやすみ」は微笑みとハグで1日を終わりにしてみてください。

2、自己肯定感を育てる言葉がけや接し方

自己肯定感を育てるのは6歳までの未就学児期間が土台となりますが、日々の会話や接し方は大切です。
保育者の口癖で子どもは180度変わる!と言っても過言ではありません。

肯定的な言葉かけや接し方が子どもの心を満たし、幸せな心を作ります。

「子供の気持ちに寄り沿う:受け止める」
「共感する・同意する:受け入れる」がポイントです。

例題を2つ出しますね。

題1問
<油性ペンのキャップを外し何か書き出しそうな予感。あっ、机が危ない!>

①そこはダメ!書かないでー(ペンを奪う)

 

②ここは書かないで。こっちはいいよ(紙を差し出す)

答えは2、ですよね。

「書いてはいけない場所」を知らない(忘れている)子どもに「ダメ!」といきなり怒るのはワクワクしている心を折ってしまいます。

書いていい場所(もの)を教えるだけで子どものワクワクしている心はそのまま楽しくお絵描きができます。

題2問
<三日月を見て「満月きれいだねー」

①満月じゃないよ。三日月だよ

 

②きれいだねー。三日月っていうんだよ。満月はまあるいお月様のことなんだよ

答えは2、ですね。

新人指導の「褒めて注意する」方法と同じで否定から入ると、子どものママパパに教えてあげたい!知的好奇心を投げ捨ててしまいます。

言い方は様々ですが、共感から入り、違いを伝える。
そうすると、「そうなんだ!」と子どもの知的好奇心は広がり、三日月と満月の違いを知りたくなります。

否定する言葉から肯定する言葉に置き換えることをリフレーミングと言います。
「できない、だめ」から「できる、いいよ」へ転換することで、子どもの心は大きく育っていきます。

3、成功体験から生きる力・やり抜く力を身につける

あらゆる成功体験=「できた」を沢山積み重ねていくことで生きる力・やり抜く力が身につきます。

子どもの目線に立って、共に考え・学び・笑う!が大切。
大人にとっては無駄に思えることでも、子どもにとっては学びの一環なのです。

ポイントは「やってごらん」より「やってみたい」を引き出すこと。
自分からチャレンジした「できた!」が最高の力を育みます。

保育者は子どもの応援団長になり、どんなことでも「MARVELOUS!!!」と褒めてくださいね。

awesome

コラムを最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
読んでくれたあなたは、素晴らしい保育者です。拍手(パチパチパチ)
実践なんて必要ないぐらいですが、気になった項目があったら是非やってみてください。

愛情が伝わると、子どもの非認知能力はぐんぐん伸びていきます。

「サポートする側の心得」などお話はまだまだありますが、これはまた別の機会にでも。
コラムは今回で終了ですが、月1回程度でコーディネーターブログへ投稿したいと思います。
是非、こちらもご覧ください。
(タイトル「才能は家庭で育つ~育児インストママの日記~」にて)

心育ては年齢や個性によって様々です。
コロナ禍でグループレッスンはクローズしておりますが、プライベートレッスンは再開しました。
ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。
プライベートレッスン 個性を伸ばす育児アドバイス(非認知能力を上げる親子ヨガレッスン付!)

Have a fun with kids !

【プロフィール】

tokumasu

初の海外旅行インドでベジタリアンに目覚め、バックパッカーに。
大地のパワーが集まるメキシコ遊学中に出会ったYOGAに衝撃を受け、帰国後ライセンスを取得。
アシュタンガヨガ Barry Silver先生の通訳を担いYOGAの知識を深める。
産後ヨガ&ベビーマッサージのライセンスを取得し、産後ママのレッスンを通して育児インストラクターを取得。
結婚、出産を経て育児に奮闘しながら、ヨガのレッスン、パン教室を開催しています。
現在は(株)エルパ ITマネージャー&経営サポート に就業。

<資格>
Breadインストラクターライセンス(ABC Cooking)
薬膳マイスター3級
ヘルシー&ビューティフードアドバイザー(フードマネージメント協会)
ハタヨガ IRライセンス
Bali Ubud WS(アシュタンガ)
Barry Silver WS 通訳(アシュタンガ)
リカバリーベビーヨガ (LOHAS International)
育児インストラクター(IHTA)