コーディネーターブログ
2021.06.23【お役立ちコラム】エフィカシーを高めるコミュニケーション ~ 大切な人の未来を信じていますか?~
コラム
今回から2回連載していただくのは、エルパ経営陣のコーチング講師としてもお世話になっている、
シンク・エイ株式会社 代表 松本 浩氏です。
プロコーチであり、経営コンサルタントでもある松本先生はいつも目から鱗のアドバイスや考え方を授けてくれます。
この気付きを共有したい!と思い、連載を依頼しました。
どんな方でも即実践できる内容となっております。
どうぞお楽しみください。
「大切な人の未来を信じていますか?」
「できると思えばできる」
というのは根性論ではなく、認知科学が出した結論です。
子供と公園で遊んでいた時、サッカーの練習をしている子供の友達にどんな人になりたいか聞いたところ
「無理だと思うけどサッカー選手」というので、
「無理じゃないよ!できるよ!」と伝えました。
照れながらも嬉しそうでした。
人は誰かから応援されると爆発的な力を発揮します。
親が子供の未来を信じ、「君ならできるよ!」と子供を応援することは、子供がパフォーマンスを発揮する上でとても大切なことです。
私はよく経営者の方をコーチングさせていただく機会が多いのですが、その際、部下がいかにできないかを雄弁に語る社長さんがいます。
でもコーチングの中でマインド(脳と心)の仕組みがわかり、部下の未来を徐々に信じるようになると部下に対する声の掛け方もかわってきます。
いつも部下のダメなところをたくさん指摘していた社長が、部下の未来を一緒に考え応援するようになります。すると、
「最近、部下がとても自発的に取り組んでくれるようになりました」
「いままで気づかなかった部下の良いところを発見できて、とても嬉しいです」
「もっと部下を応援したくなりました」
とご報告を頂くようになります。
そして社長は更に大きなゴールを見つけて前に進んでいくようになります。
親子関係、夫婦関係、レッスンの先生と生徒の関係も同じです。
世界はマインド(脳と心)が生み出しています。
「うちの子供は××がダメなところで・・・」とか
「(子供に対して)あなたはなんでそんなにおっちょこちょいなの!」と
ネガティブなことばかりを口にしていると、より子供のダメなところを確信するように親の脳は働き、さらにダメなところが目につきます。
そして、子供自身も「自分はおっちょこちょいである」と自己イメージをつくっていきます。
つまり無意識で「おっちょこちょいである自分が自分らしい」と自らを規定するようになります。
そして、人は自己イメージの通りに動きますので、本来は決しておっちょこちょいではなく、チャンスに強く、能力のある可能性が間違いなくあるにもかかわらず、きちんと「おっちょこちょいである」自分になろうとします。
親が自分自身のマインド(脳と心)を変えて、
「うちの子は必ずできる!」と確信すると子供の良いところが見えてきます。
そして、「あなたは本当に○○が素晴らしいところだね!」と子供を応援するような言葉をかけると、益々子供は無限の可能性を発揮するようになります。
皆さんはどうですか。
お子さんや奥さんや旦那さん、生徒さん、部下や同僚、上司やお客さんの「未来」に目を向けて、応援出来ていますか?
相手の「未来」を信じていますか?
自分の心を変えればいい、
ということですね。
シンク・エイ株式会社
代表取締役 松本 浩
https://think-a.co.jp/
大企業を中心にとした様々な業種の企業向けに、複数プロジェクトにおいて、人の「マインド(脳と心)の使い方」に重点を置き、ゴール実現のためのコンサルティングとコーチングの実績多数。
心理学、脳科学、認知科学をベースとしたコーチング理論を習得し個人に対するパーソナルコーチ、組織に対するコーポレートコーチの両面にて活動中。
企業経営者、役員、リーダークラス、オリンピックアスリート、教育関係者(先生、生徒)、医師等を対象に2000名を超える個人及び組織のパフォーマンス向上を実現している。