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2020.08.25【お役立ちコラム】才能は家庭で育つ「五感育児」~日常に成長のチャンスは溢れている!~

コラム

こんにちは。育児インストラクター 徳増 和佳奈です。
ヨガインストラクターとして産後の骨盤調整ヨガ&ベビーマッサージのレッスンをしている中でママ達から育児について相談を多々受けます。
それに対して経験ではなく専門的な視点でアドバイスがしたい、と思い育児インストラクターのライセンスを取りました。

育児の真只中にいるとあっと言う間に時間が過ぎていきます。
「これでいいのか?」と自問自答を繰り返しているパパ・ママに少しでも楽しんで貰えたらいいな、とコラム1回目で理論をすっ飛ばして即試せる「実践編」をお届けします。

子供は親が笑っている姿が一番好きです。
そして親も子供が笑っている姿が一番好きです。

<子供の成長>
3歳までは歩く・走る・飛ぶ・着地など自分の体を上手に使えるようになる為に色々な体験を通して成長していきます。

例えば、最近よくコップをひっくり返すな… と思ったら、それは手首のかえしを学んでいる最中。
飲み物が入ったコップを楽しそう「ジャー」っと、ひっくり返されると、(手首のかえしを習得しているんだ)と思っても「こらああああああ!(鬼)」となります。牛乳だったらなおのこと。

こう言う時は、お風呂にプラスチック製のコップを数個用意して一緒に遊んでみてください。「お風呂だったらいいんだ」と学び、何回も(本当に何回も)ジャーっと遊びます。
面白いことに手首のかえしを習得すると、ピタっと遊ばなくなります。
もう必要ないのです。そして次の何か(鍵入れ・机の下にもぐる等)に移ります。

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5~8歳はプレゴールデンエイジ
投げる・蹴る・打つ・押す・弾く・引く・登る・自転車をこぐなど道具を使用して上手く使えるかどうかに発展します。

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そして、9~12歳はゴールデンエイジ! チームワークなど他との関わり合いから社会性を学んでいきます。

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そこで、五感をフルに使ってお子様の才能をぐんぐん伸ばしていきましょう。

先ずは「聴覚」

胎児の時から発達している聴覚。さまざまな音を聞かせることによって発達していきます。
生演奏はもちろん、楽器の音は耳を育てると共に退化から守ります。
耳を退化から守ることによって、他言語(オト)を聞き取る能力も退化しません。

聴覚を育てるには「読み聞かせ」が効果的です。
リズムや抑揚を付けたり、BGMに音楽を取り入れたり、歌をうたったり、踊ったり、ポーズをとったり。
工夫することで「読み聞かせ」が「ミュージカル」にまで発展します。

大きくなったお子様と一緒に国語の教科書の文章を交互に読んでみてください。(読書感想文を書く為の本でもいいです。)
ポイントは大人が本気で面白がること
ピアノや楽器を習っている皆さんのお子様と一緒に楽譜を読むのもいいですね。
親御様と「一緒に」「楽しんだ」経験はお子様にとって宝物となります。

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「触覚」
小さいお子様が良く舐めるのは指先よりも舌の方が敏感なので「コレが何なのか?」を確かめます。
指先の触覚が敏感になってくると舐めるのがなくなり、触って確かめるようになります。

このように「触る」=「認知する」なので、触った感触を声に出して共有することで更に感覚が磨かれます。
お子様と一緒に料理をして、舐めたものや触れたものを声に出してみましょう。

レタスをちぎった時の感覚(シャキシャキ!?)、キノコを切った時の感触(むにゅむにゅ!?)、お水でお米をといだ時(シャカシャカ!?)、みかんの皮を剥いた時(ふにゃ!?)、お肉を炒めた時(じゅわじゅわ!)などなど…
「おのまとぺ(擬音語)」を使うと言葉とともに触覚がインプットされ、研ぎ澄まされていきます。

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「嗅覚」
胎児の時から嗅覚細胞が機能し始め、成人と同じくらいの嗅覚を持って生まれてくると言われます。
新生児はこの嗅覚を使って安全な人なのかどうか確かめています。ママやパパが隣に寝ていると良く寝るのは無意識の内に安心しているからなのです。

これはもう「匂い当てゲーム」ですね。
「今日のごはん何だと思う?」の質問はとてもいいです。わくわく感と空腹感が混ざってお子様の五感を大いに刺激します。
雨の匂い、春の匂い、冬の匂いなど季節の匂いの話をすると、情緒が育ちます。
咲いているお花を一緒にかいでどんな匂いがしたか話すのもいいです。コミュニケーションの中で自然を大切にする心が育ちます。

SDGs時代の子供達には自然(地球)を愛する心は必要不可欠です。お勉強で学ぶのもいいですが、日常の会話から真のSDGsを学べることはお子様にとって幸せなことだと思います。

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「味覚」
自然のものを適温で食べて貰うことで味覚は育ちます。
それだけではなく、親の声掛けで味覚の成長が左右されます。
「早く食べなさい」「急いで」この言葉、どうしても出てしまいますよね。でもNGワードです。
「ピーマン食べれない子多いよね」「ゴーヤは苦いから」このようなささやきも子供は敏感にキャッチします。
また、テレビ等も視覚・聴覚有利な環境も味覚を奪ってしまいます。

「美味しいね」「どんな味がする?」の声掛けや、注意をするようなことがない環境を整えて、楽しい雰囲気で食事をすると味覚は育っていきます。

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最後に「視覚」
五感の中でも最も遅く完成する感覚です。そして、視覚は脳と心とも関係性があります。
視覚機能トレーニングはメンタルビジョントレーニングとも言われ、手先が器用になったり、記憶力を向上させたりもします。
3歳ぐらいまでは目的のおもちゃを取ったり、コップを持って飲んだり、普段の生活の行動で鍛えていきます。
そこから、まねっこしたり、踊ったり、飛んだり・跳ねたり、平均台やかるたなど遊びを通して感覚を磨いていきます。

視覚を育てる遊びはいっぱい溢れています。
ボール遊び、積み木、トンネルくぐり、型はめ、縄跳び、飛んでいるトンボを追いかけたり、パパやママに上ったり、でんぐり返し、かるた
ジップロックなどのタッパーの容器と蓋を合わせて貰うお手伝いもいいですよ。
白い色の入浴剤を入れた湯舟の中から親御様が指を出して子供が掴むゲームも面白いです。

教科書を読む時に文字を追う「追従性眼球運動」や沢山の中から見つける「跳躍性眼球運動」、眼と体が連動するプロセスなど視力ではなく視覚機能のトレーニングになります。

Jumping

次回は「非認知能力を育てるために大切にしたい3つのこと」をお届けいたします。
Have a fun with kids !

【プロフィール】

tokumasu

初の海外旅行インドでベジタリアンに目覚め、バックパッカーに。
大地のパワーが集まるメキシコ遊学中に出会ったYOGAに衝撃を受け、帰国後ライセンスを取得。
アシュタンガヨガ Barry Silver先生の通訳を担いYOGAの知識を深める。
産後ヨガ&ベビーマッサージのライセンスを取得し、産後ママのレッスンを通して育児インストラクターを取得。
結婚、出産を経て育児に奮闘しながら、ヨガのレッスン、パン教室を開催しています。
現在は(株)エルパ ITマネージャー&経営サポート に就業。

<資格>
Breadインストラクターライセンス(ABC Cooking)
薬膳マイスター3級
ヘルシー&ビューティフードアドバイザー(フードマネージメント協会)
ハタヨガ IRライセンス
Bali Ubud WS(アシュタンガ)
Barry Silver WS 通訳(アシュタンガ)
リカバリーベビーヨガ (LOHAS International)
育児インストラクター(IHTA)