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2023.09.15【お役立ちコラム】音楽で繋ぐ地域と図書館~3世代が集う場所~(後編)

コラム

先月から2回にわたってコラムを担当して下さるのは、エルパの生演奏をご利用をいただいている中央区立日本橋図書館の館長、㈱図書館流通センター 多賀 久野氏です。

【お役立ちコラム】音楽で繋ぐ地域と図書館~3世代が集う場所~(前編)

音楽イベントを地域の皆様と図書館を繋げる一つとしてご活用いただき、興味や知識を広げるための様々なきっかけを提供されています。
赤ちゃんからご年配の方まで、全ての方々が図書館に行くと、知りたいことがわかる、何かを感じたり見つけたりすることができる、そんな場所にすること。
これが多賀氏の、そして日本橋図書館の想いです。

私たちエルパも音楽の力を活用して想いを実現するためのお手伝いをしていきます。
後編も是非ご一読ください。
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㈱図書館流通センター 多賀 久野と申します。
現在は中央区立日本橋図書館にて館長をしております。

図書館には沢山の資料があります。
それらは知識の宝庫です。

しかし誰かの目に留まらなければ活かされることはありません。
そして図書館に来ていただかなければ、気付いてもいただけません。

日本橋図書館6階児童フロア
※日本橋図書館6階児童フロア

図書館に足を運ぶことは堅苦しいイメージなのか、近寄り難く感じる方も少なくないようです。(実際は堅苦しくないです!!!)

コンサートを開催すると「図書館に来たのは初めて」という方がたくさんいらっしゃいます。

誰もが親しみを持てる音楽の力を借り、「地域」と「図書館」が繋がることができるのだと思います。

令和5年度コンサート
(令和5年度コンサート)

そして前号でもお話をしましたが、イベントの際、演奏される曲や楽器について書かれた本や、楽器がでてくる小説など、関連した資料を展示していると、参加された方々が見て、貸出して帰られます。
これは更に「知ろう」とすることに繋がっていると実感する瞬間です。

実際に令和5年度のバイオリンとアイリッシュハープのコンサートでは以下のような書籍を展示いたしました。(一例)

【書籍】
・『楽器ビジュアル図鑑ー演奏者が魅力を紹介!ー1 弦楽器・鍵盤楽器ーバイオリン ピアノほかー』(ISBN:9784591157411)
・『楽しいオーケストラ図鑑』(ISBN:9784092211230)
・『図解弦楽器用語事典』(ISBN:9784636907254)
・『いまさら聞けないヴァイオリンの常識』(ISBN:9784276144132)
・『CDでわかるヴァイオリンの名器と名曲』(ISBN:9784816345043)
【CD】
・『やすらぎの深夜便 ジャズ編』(発売番号:COCBー54347)

展示書籍例

音楽は老若男女、障害の有無を問わない「きっかけ」として、図書館での世界を広げてくれる大きなツールの一つとなっています。
この「きっかけ」から図書館は親しみやすく楽しい場所、知識を広げることができる場所と認識していただき、赤ちゃんからご年配の方まで、全ての方々が図書館に行くと、知りたいことがわかる、何かを感じたり見つけたりすることができる、そんな場所に感じていただければと願っております。

これからも素敵な音楽の力を借りて、行ってみたくなる魅力のある図書館を作っていきたいと思います。

日本橋図書館マスコット

エルパさんには、毎回図書館の意図を汲み、素敵な演奏者の方々をセッティングしていただいています。
今後ともご協力いただけますようよろしくお願いいたします。
(何より、私たちスタッフが楽しませていただいていることも、こっそりお伝えしておきます。)

㈱図書館流通センター(指定管理者)
中央区立日本橋図書館
館長:多賀久野
コンサートをご担当いただいている伊川様(左)、多賀様(真ん中)、内田様(右)
※コンサートをご担当いただいている伊川様(左)、多賀様(真ん中)、内田様(右)