コーディネーターブログ
2021.02.25【お役立ちコラム】個を活かす時代へ ~自己表現力の伸ばし方~(2)
コラム
こんにちは。
エルパ事業推進部で働きながらボーカルレッスンのトレーナーを務めている 石橋 靖將(いしばし やすまさ)です。
これまで20年ほど、学生や若い人に音楽を教えるお仕事に携わってきました。
コラム第1回目は「自分の強みの見つけ方」についてお話させていただきました。
第2回目は「自己表現力の原点」についてお話させていただきます。
これも教え子からの質問に多いテーマです。
もう、答えを先に言ってしまいましょう。
「表現力」とは
ズバリ、
「再現力」です。
分かり易く文章で説明するより、簡単なクイズをやってみましょう!
<クイズ>
あなたは町内会長です。
寒く、空気の乾燥する今日この頃、夜回りの「火の用心」を町内の役員にお願いすることになりました。
あなたは町の安全を守るために
・火事を経験したことのあるAさん
・火事の経験のないBさん
どちらに夜回りをお願いしますか?
ほとんどの人が「Aさん」を選びます。
なぜですか?
それは火事の恐ろしさを身をもって伝えることができるからです。
Aさんは火事を知っているので、
「火の用心!!」の声にその恐ろしさが乗り、リアリティが増します。
これが「表現力=再現力」ということです。
体験に勝るものはありません。
自分で体感して初めて誰かに伝えることができます。
つまり、
ある事柄に反応したあなたの「感情の記憶」が表現の材料になるわけです。
「感情の記憶」の数が多ければ多いほど「表現力豊か」となっていくのです。
それは「ポジティブ」な感情でも「ネガティブ」な感情でも構いません。
世界は「失恋」のヒット曲で溢れていますよね;笑
ネガティブな感情も時間がたつと「表現力」として熟成します。
感情は「喜・怒・哀・楽」の4種類ということではなく、
「泣き笑い」や「あざ笑う」のように4種類の感情の成分がそれぞれその都度微妙に配合される「カクテル」のようなものです。
「怒り」の混じった「喜び」もあれば、
「楽しい」が入った「哀しみ」があったりします。
この「喜・怒・哀・楽」を絶妙な配合バランスで作る「あなただけのカクテルのレシピ=感情の記憶」
を集めることこそが「個性ある表現力」になっていきます。
人生には様々な出来事がありますが、その時々に出くわす感情を記憶してください。
そして、その時の身体の状態を再現できるように体の内側の意識を高めておくことが大切です。
そのニュアンスが
声でアウトプットされれば「歌」
動作でアウトプットされれば「演奏」
になります。
身体と心をふんだんに使って、
あなただけのカクテルのレシピを見つけてください!
お読みいただきありがとうございます。
私のボイトレレッスンは
「石橋先生のレッスン」ではなく、「あなたのレッスン」をおこないます。
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石橋 靖將
エルパ事業推進部 スタッフ
ボーカルレッスントレーナー(講師)