2024年3月・4月と2回にわたってコラムを担当して下さるのは、エルパの生演奏をご利用をいただいている荒川区産業経済部産業振興課「ふらっとにっぽり」の三浦 利晃氏です。

【お役立ちコラム】音楽を活用した地域コミュニティづくり～まちの魅力と区民の幸福を求めて～（前編）

まちの魅力を発信する場所として、そしてその魅力と相乗して地域を活性化する場所として、音楽イベントを含めた様々な取り組みを実施されています。
これまで実施してきた地域活性化イベントの紹介も含め、今後の取り組みについてもお話をいただいています。

後編も是非ご一読ください。

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【地域活性化事業の各種取り組み】
2023年度からは新型コロナウイルス感染症が5類に移行したため、当施設の地域活性化事業として、ようやく本来の目的である日暮里繊維街や日暮里地域の活性化につながるイベントを開始しました。

具体的には、日暮里繊維街にゆかりのあるクリエイターやハンドメイド作家による手作り小物の販売会＆ワークショップや、ミシン初心者向けのワークショップ「はじめてミシン」など、当施設や他の区が主催するイベントを日々開催しています。

音楽イベントしては、プロの演奏家の生演奏を楽しめる「ふらっと音楽会」をエルパ様による協力のもと開催しています。

「当施設のコンセプトに合ったもの」や「開催時期に合わせた面白い企画」など大まかな依頼に対し、エルパ様はいつも複数案をご提案くださいます。
音楽イベントの経験やプロの演奏家との接点がない状況においても、きちんとした音楽イベントを開催してくださるので、とても感謝しています。
またイベント当日は、音響機器の準備といったこちらでは不慣れな作業も手厚くサポートしてくださり、とても心強いです。

当施設は、音楽イベントの開催をあまり想定していなかったため、建物自体が防音などの構造をしていません。
そのため音楽イベントを開催する際には、他の施設利用者や近隣への音の影響に配慮する必要があるなど多くの制約がある環境下での開催となります。
また荒川区内には音響設備や客席が整った本格的な音楽イベントをおこなえる文化施設が複数あるため、当施設でおこなう音楽イベントはカジュアルな雰囲気でふらっと参加できる内容で開催しています。
このような観点も踏まえながら、企画・運営全般についてエルパ様に相談できることも大変ありがたいです。

【今後の取り組みについて】
民間が主催する各種イベントや商業施設などでも様々な音楽イベントが開催されるなか、当施設の音楽イベントでは次のような企画を考えていく必要があります。
それは
「どのような形が日暮里繊維街の集客や顧客満足に効果的であるのか」
「区民の皆様の幸福度・満足度の向上や日暮里地域の活性化にどうつながるのか」
を念頭に、限られた予算内で年間数回開催される音楽イベントであっても、多くの皆様に理解され、必要性を感じてもらえるものであることです。

これまでも、日暮里繊維街で衣裳を制作するプロの演奏家に出演いただいたり、季節や演奏内容と合わせた形で日暮里繊維街にゆかりのあるハンドメイド作家の作品展示を行ったりと、小さなチャレンジや工夫を重ねながら音楽イベントを開催してきました。
「音楽」は地域活性化や賑わい創出に欠かせない要素ですので、当施設のコンセプトや周辺環境にマッチした形の独自の音楽イベントの在り方を模索しながら、今後も開催していきたいと思っております。

荒川区産業経済部産業振興課
ふらっとにっぽり
担当係長
三浦 利晃

ホームページ
「ふらっとにっぽり（荒川区立日暮里地域活性化施設）ご利用案内」