先日のシンポジウムの講師の方からお誘いいただき、
東京同友会の障害者委員会に参加してきました。

経営者の方々が15名ほど集まり、
中小企業への障害者雇用周知に努めたり、
障害者との共生社会作りに取り組んだり
というような活動をされている会。

参加者の内、
2名の方が全盲の経営者。
内1名の方がこの会の委員長で、
視覚障害者用システム開発・販売の事業をされています。

後半は全盲の方のお話を聞き、
自分の今までの人生には無い経験や考え方を知りました。

衝撃的だったのが、
当初社会に出たてのころ
通常新入社員であればまず最初に課せられる
お茶汲みやコピーとり。

何よりもこのような雑用が困難とのこと。

人の助けなくては成せない不甲斐なさなど、
さまざまな思いから
毎朝胃の痛むのを堪え、

それでも他の人よりも優れているところを作ろうと
毎朝とにかく一番に出勤することだけは欠かさずされたとのお話でした。

ただ、
何かするにも「人に迷惑をかける」とか「断られる」
という思いから、つい決まった行動範囲で決まった行動をしがちですが、
自分は極力今までに行ったことのない場所に
一人で行く事にしている、と。
そうしないと、何も広がらない、
そう仰っていました。

終了後は
全員で居酒屋へ。

お店に行くにも手を引いて、
ちょっとした段差もアナウンスしながら。

ご飯も取り分けて、手元まで用意して、アナウンス。

盲導犬や音声パソコンにも初めて触れました。

何気ない小さな行動も非常に困難を極める人がいる。
それができていることだけでも、
とても幸せなことなのだと思うと共に、

足りないところがあるからこそ
出てくるハングリー精神。

障害者の方の生きるエネルギーの強さを感じました。

Lpa　Love & Peace by Art・・━━━━━━━━━━━━━━━━━━・