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2020.12.27【お役立ちコラム】コロナ禍での新しい演奏活動 ~ピアノコンシェルジュ 枝根誉志氏(3)~

コラム

ピアノコンシェルジュ 枝根 誉志氏の第3回目は「コロナ禍での新しい演奏活動」です。

第1回は電子ピアノと生ピアノの違い、そして生ピアノの魅力について(第1回目投稿)

第2回はピアノの選び方(第2回目投稿)

についてお伝えをさせていただきました。

今回はコロナ禍での音楽活動の主流になっているオンラインコンサートについてお話いただきました。

枝根誉志氏コラム3
「コロナ禍での新しい演奏活動」

新型コロナウイルスは未曾有の感染症災害として世界中に甚大な影響をもたらし、
私たち一人ひとりの心に大きなストレスを与え続けています。

ピアノ調律師もコンサート、イベント、スタジオライブ等の仕事が激減し、
プロ ミュージシャンのほとんどが演奏活動を制限させられています。
この状況はいつまで続くのか、見通しが立たない不安があります。

そんな中でも演奏活動をするために、オンラインでのライブコンサート配信が増え始めています。

これにはメリット・デメリットがありますが、コロナ禍では有効な手段として考えられます。

デメリットはいくつかあると思いますが、生演奏ではないということが一番ではないでしょうか。
オンラインであれば、演奏中の音はスピーカーもしくはヘッドフォンから出てきますので、実際に奏でられている演奏のように音の豊かさを感じることができません。
画面上では臨場感を味わうことが難しいです。
生演奏が一番良いということは誰でもわかることです。

しかし、オンライン配信には一度に何万人もの人が視聴できるという最大のメリットがあります。
これは例えば離島に住んでいる人や自宅から出られないような人でも、ネット環境があればその場で楽しむことができるということです。

コロナ禍でまだまだ先の見えない日々が続きますが、
今我々音楽に携わっている人々は、
どんな形でも新しい音楽を発信していこうではありませんか!

コロナ後にはまた生演奏で、音楽業界を盛り上げていきたいですね。

【プロフィール】

枝根 誉志
ピアノ調律師
現在イーエムピアノネットワーク取締役社長
ヤマハ時代セールスエンジニアとしてヤマハの新品だけでも500台以上の販売実績を残す。
また技術者としても高い技術を持ち、ピアノの再調整の依頼等も多数請け負う。
現在でも多くのショールームと取引があり、またピアノ調律では30年以上のお付き合いを続けるお客様も多く、
沢山のお客様から家族のように慕われています。

九州男児、スピーチが得意、空手指導員、お茶目