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2020.07.30【お役立ちコラム】音楽×〇〇 キャリアについて考える 内田奈津子氏コラム2

コラム

こんにちは!
エルパのお役立ちコラム
株式会社ライズサーチの内田奈津子氏の第2回目です。

コロナ禍で演奏の機会が減ってしまったり、
今までのようにはレッスンが受けられない方もいらっしゃると思います。

そんな今だからこそ
「何のために音楽をやっているんだろう?」
「音楽をすることで何を目指すんだろう?」
を今一度、考えてみませんか?

今回のコラムはその答えを見つけるためのヒントが詰まっています!

内田奈津子氏コラム2
音楽 X「目的・目標 」

皆さんこんにちは。
株式会社ライズサーチの内田です。

前回(コラム1)、私のパラレルキャリアに関してお話をさせていただきましたが、
今回はキャリアを重ねていく中でとても重要である
「目的と目標」に関してお話をしていきたいと思います。

前回の最後に私の活動の目的「明るい日本を次世代につなぐこと」をお話ししました。
皆さんはどのような目的で演奏をしていらっしいますか?

私は、会社でコンサートを開催することもあるので、自分の繋がりがある演奏家さんだけではなく、ごく稀に一般オーディションを行うことがあります。
初めて出会う方の演奏を聴いた際に、その人の音楽(演奏)から様々なことが伝わってきます。

演奏する立場になると人前で演奏するときに「この音が失敗した」とか、「あそこが上手くいかなかった」とか技術的なことが気になってしまいますよね。

コンクールは別にして、オーディションなどでは意外とそういうことを気にしていなかったりします。(オーディションにもよりますが)

私は「企画の中でどういうポジションで使えるかな?」とか、
「この人はどんな想いで演奏しているのかな?」というところを見ています。

自分が声楽専門なので声楽家さんの歌を聞くときはテクニックのことも気になりますが、
基本的にはその人が舞台に立つ準備ができている方なのか?という程度で見ていて1音、1音を気にして拝見することはありません。

失敗しても、他のところで良い声が出ていれば、今回はでなかっただけだろうなと寛大な耳で聞いています。笑

誰のために、何のために演奏するのか?
自分の演奏で聞いた人に、社会にどういう変化をもたらしたいか?

このイメージがあるか、ないかで演奏は全然違ったものになります。
これはプロの方も、アマチュアの方も同じことがいえます。

アマチュアの方は誰かのために演奏する必要は必ずしもないと思っています。
自分のために演奏して良いと思います。
ただ、演奏を通じて「何かを聞いている人に伝えたい」
そんな思いを持つことで上達の近道にはなるのではないかと思うのです。

そして、プロの演奏家さんは最終的にステージに上がって、演奏するなら、
常に「誰かのため」でなくてはいけないと思います。

それを意識できているかがプロの入り口であり、それを各自が明確に意識するために
「目的と目標」と向き合うことが必要であると思っています。

今、社会が大きく変わろうとしている中で、音楽の存在はますます大きなものになると私は考えています。
プロアマ問わず、音楽に携わる皆さんが音楽を通じて社会を照らす存在になって欲しいと強く願っています。

【ご紹介】


内田奈津子 著 「デザインによろしく」

これまでにたくさんのチラシなどのデザインに携わった経験を活かして、4月に本が発売されました♪
「デザインよろしく」というデザインに対する考え方や、デザイナーとのコミュニケーションがテーマになっています。

【プロフィール】

経営者・アートディレクター・セミナー講師・時々オペラ歌手
神奈川県横浜市出身。

20代前半2年間ミラノ音楽院で声楽とイタリア語を学ぶ。
帰国後声楽を続けつつ、フリーランスでWEBデザインの仕事をはじめる。
多くの企業から依頼を受けて、新規事業の立ち上げをサポートし、少ない予算でもアイディアでカバーするWEBサイト制作を行い数多くの実績を残す。
2007年12月株式会社ライズサーチを設立。
横浜の中小企業のWEBサイトの制作を行う傍ら、自分が得意とするクラシック音楽の分野で何か役立てないかという想いから
演奏会、イベントで必要になるチラシをインターネット通販する事業として「演奏会のチラシ屋さん」を立ち上げ、
演奏会で必要となるチラシやプログラムを中心にイベント関係の印刷物デザインをこれまでに4500件以上手がける。
多くの顧客から集客に関する相談を受けたことがきっかけで、